今朝がた、弊社の玄関に農業用キャリーが置いてあり、中を覗き込むと大量のキウイフルーツ。社員さんのご家族から差し入れでいただきました。柑橘王国の愛媛県はキウイフルーツの生産量も国内で1位(令和5年データ)です。そんなキウイフルーツですが、ウイルスや病気、異常気象等で育てることが難しいと農家さんより聞いていました。そんな貴重でさらに町内産のキウイフルーツが食べられることを嬉しく思います。感謝!皆さまはキウイフルーツはお好きですか?さて、今回は以前のブログで紹介した車いすまちあるき事業に参加してきましたのでご報告として紹介させてください。
車いす まちあるき 当日の様子を紹介します。
書き手の私が、車いすユーザーの石川氏にお声掛けいただき、愛媛大学教育学部井上昌善研究室が企画する事業に事業構築などのアドバイザーとして運営側に携わらせてただいていたのですが、当日は参加者として現場に入りました。約40名の多様な参加者(健常者、車いすユーザー、ベビーカーユーザー、子供、大学生)を4つのグループに分け、研究室の学生らが進行を務め、石川氏が講師として『障害』に対する気づきや意見だしを行った後に、グループワークの時間を経て、まちへと繰り出しました。
目的は共生社会の実現
ただ一緒にまちを歩くのではなく、それぞれのコースに任務を設定し、達成していく遊びの要素もいれています。この要素を入れることで参加者同士の会話もそれぞれの立場や目線ですることができました。
- 長いスロープを使用する
- 車いすに乗ったままコンビニで飲み物を購入
- エレベーターに乗ってみる
- 公共交通機関を利用してみる
- 重い扉をひとりで開けてみる などなど
健常者にとっては当たり前にできる移動や行動ですが、立場や目線が変わると難易度が上がります。グループでこれらの任務を達成しながら交流してまちを歩き、約4時間まちを移動しました。道中の会話で、同じグループで参加されていた電動車いすユーザーの方は、東温市に県内移住の引越しをされたそうです。どうして東温市を選んだのかと問うと、車いすユーザーにとって生活しやすい環境整備をしているからと教えていただけました。子育て世代でも子供手当の話をよくするのですが、内子町と隣まちとで支援の差があり羨ましがられることが多いです。
職場の環境を整える
総合建設業の弊社なので、今後のインフラ整備や現場環境・職場環境をデザインするうえで大変参考になる時間を過ごすことができました。現在、クボコムグループには車いすユーザーの社員さんはいません。故に玄関にスロープはありません。参加者として車いす事業の現場に入ったことで、将来、車いすユーザーさんでもできるデスクワークなど、採用希望者があれば一方的に準備をするのではなく、双方で協議しながらより良い職場環境づくりを行うプロセスの視野を広げることができました。コミュニケーションを取り、現場環境を整えるための安全パトロール時に要望を確認することの大切さも再認識できました。
まとめ
車いすユーザーの石川氏、愛媛大学教育学部井上昌善研究室と共に事業構築などのアドバイザーとして、社会人枠、地域インフラの専門家枠として携わりました。建設産業ももちろん、どのような分野にもまだまだ現在分かっている課題、そしてまだ見えていない課題はありそうです。この事業では、共生社会の実現を達成するコミュニティオーガナイザーの資質を高めることを目的に、報告まで伴走できました。その課題が解決された先の姿を想像しながら一つの事業に関われ嬉しく思います。素敵な取組でしたのでご紹介させていただきました。ご安全に!