生コン事業所関係者らでメンバー構成する生コン青年部協議会の全国大会が徳島で開催されました。久保興業株式会社も生コンプラントがあり、生コン販売を南予生コンクリート協同組合を通じてしているので、縁あって青年部に3年ほど前に法人会員として加入し、書き手が出向しています。
講演とパネルディスカッションをご紹介します
東日本大震災を経験した生コンプラントの被災後の対応や、新設構造物についての講和で、地震ではなく津波被害(水没など)での故障した機械をどう復旧させていくかを主に話されていました。弊社プラント近くにも小田川が流れ、大規模災害が発災して堤防が崩れたり、河川を土砂がふさぎ内水被害が出る可能性があります。被災後の復旧に向けて生コンはなくてはならないものなので、講和を聞きながら頭の体操を行いました。
後半のパネルディスカッションでは、被災後(水没後)に、どの機械が使用できていて、どの機械は使用不可だったか具体的なお話も聞くことができました。ベルトコンベアなどに傷みは無かったようですが、基盤やバッチャー機械は使用不可だったようです。骨材などをどのようにして高い場所に上げるのかに対して、コンプレッサーを設置してはどうかの話などもされていました。
また、被災で困ったことなども話されていて、被災した社員さんらがいつ頃から出社できて、どのような流れで会社を再建したのか興味深く聞けました。質疑応答の時間もあり、書き手から大学教授の先生に「被災後に、先生の研究室からインフラ関係に就職先を決めた生徒は増えたのか」と問うたところ、役所への就職先が一番多く、生コン関係の会社に就職した生徒はいないとお答えもいただきました。「もっと頑張ります」と返事をしてマイクをお返ししました。
久保興業株式会社とBCP
久保興業株式会社では建設業BCPに取組んでおり、大規模災害に備えた協議や訓練を重ねています。月初めの安否確認や、参集訓練などです。なるべく机上の空論にならないように訓練結果に基づき毎年計画を更新はしています。実際に発災した時に同じように動くことができるのか。ぐるぐるぐるぐるぐる計画の見直しを引き続き行います。
まとめ
全国生コン青年部協議会の全国大会で聴いたBCPの取組を、引き続き自社で取組んでいるものと合わせていき、どのような状態でも事業がいち早く立ち上がり、地域インフラの早期復旧のお手伝いができるように社員みんなで引続き邁進します。みなさまの企業やおうちでは、どのような計画を立てていますか?家族同士での安否確認方法や、いざというときの参集場所など、いろいろと教えてください。ご安全に!