シゴトの様子

音声アプリにまるなげ

あー。あー。あー。あれ?年末の挨拶回りで喋りすぎたのか、声の出し方を忘れてしまったタイミングで安全教育の時間を迎えそうだったので、作成した資料の読み上げを97%音声読み上げアプリに打ち込んで挑みました。ゴアンゼンニ。NHKニュースのようだと言われましたが、非難の声はとくに大きく上がらず?なんなら時間も定まるし良かったのではないでしょうか。新規入場者教育や、社内安全教育のいくつかは、限界費用0円で制作しても良いかなと思います。みなさまも音声出力や文字入力などAIにどこまで頼ってますか?またお勧めのアプリも教えてください。

安全に対する意識向上してもらう教育の様子をご紹介します

書き手の私は安全管理担当でもあるので、この時間には文章ではなく「言葉」でみなさまにいろいろとお伝えしています。はじめに全国で発災した建設産業関連の災害状況を新聞記事やネットニュース記事、動画サイトより集めて紹介。「んなあほな」といえるような発災の仕方もありますが、それらの事例を各現場にも当てはめて、どのようにすれば防ぐことができたのか考えていただきます。

そして、ヒヤリハットの共有です。安全パトロールの際にヒヤリングしたものだけでなく安全衛生委員会において発表いただいた事例も共有しています。幅広く事例を紹介できることがメリットだと感じています。数年前からの安全学の動向では、ヒヤリハットを感じた時の心や体力の状態もヒヤリングするそうです。「寝不足であった」「工期間近で緊張していた」など、どのような状態でヒヤリハットを感じたかをヒヤリングすることでより解像度を上げた重大災害防止につなげる取り組みです。弊社ではまだそこまでは取組めていませんが、雑談ベースで確認していこうと考えています。

次に行うのは作業中の画像を見せて、その作業で考えられる潜在危険とその対策を考えて発表いただきます。安全衛生委員会でも実施していますが、こちらも様々な角度から潜在危険やその対応の意見をいただき、頭の体操と発言の機会を提供できた時間になりました。

まとめ

音声読み上げアプリも文章をつくらないと読み上げてはくれません。それでも今回の挑戦で、安全教育の質、考え方、アプリに触れる機会を提供できました。建設産業もよくDX化をと言われていますが、なかなか現場まで落とし込もうとするとと距離感はでます。読み上げアプリだなんて建設DXに比べたら、数歩手前のことですが、使えるものは使ってより安全意識の構造と質の高い安全学を学べる時間を提供していきます。ゴアンゼンニ